警視庁の発表では、令和3年末の探偵の営業所数は6000件以上。
新規届出数は約800件提出され、廃止届けは474件出されています。
届出だけを見れば、探偵業を営むものが毎年300以上増えている計算になります。これは東京だけに限定されたデータではありません。
しかし、探偵社の多くは東京や大阪、福岡など大都市圏を中心に増えています。
廃止届け出数を見ても分かる通り、年間約500社は廃業している状況です。
先に述べたように、都市部ほど探偵業の集中が見られるため、調査力や資金力がなければ淘汰されていくのも想像に難くないでしょう。
憧れから探偵業を開業しても
憧れから探偵業を開業しても、調査力はすぐに身につくものではありません。
しかし、調査力がない探偵に依頼したいというお客さんはいません。
探偵に求められるものは「調査力」です。そのため、まずは調査力をつけることが先決です。
そのためには、価格を下げて依頼しやすくすることが手っ取り早い方法でしょう。
素直に価格を下げ、たくさんの仕事をこなし、調査力をつけようとしている探偵であれば、新規参入でも東京でやっていけるかもしれません。
ですが、全ての探偵社がそのような手段を選んでいるわけではありません。
新規参入の探偵業者で、調査力をつけるために価格を下げてやっているのか。
はたまた、人の目を引き付けるために安い調査料金を設定し、いざ蓋を開けてみれば追加料金などで最終的に高くなってしまうような方法をとっているのか・・・
探偵についての知識がなければ、これらを見分けることができません。
ですから、もし東京で探偵に依頼するときは、調査料金の比較を行いましょう。料金の相場を知るとともに、どのような料金設定を行っているのかを知ることができます。